地球の周囲を周回しているスペースシャトルの中では重力が存在しないのは良く知ってると思うけれど、これは重力がない=無重力、なのではなくて重量が感じられない=無重量、なのである。宇宙飛行士が宇宙空間の作業を訓練するのに、水をはったプールの中で練習するけど、それは浮力のおかげで、重力が減ってあたかも宇宙にいるように感じられるから。でも、それだって完全には重力はゼロではないから、限界がある。宇宙に行かずに重力の感じられない状態を作るのは簡単である。飛行機に乗って高く舞い上がった後、おもむろにエンジンを止めて自由落下する。こうすると、中にいる人にとっては重力はないのと同じになる。よく、ジェットコースターで急降下する時、体がフワッと浮き上がるような気がするでしょう?あれのもっと激しいやつ。