Science 論文:アロメトリーの進化
Scienceの2/4号にアロメトリーの進化の論文が掲載されている。アロメトリーとは、体の大きさと他の生物学的な量、たとえば、寿命とか、代謝率とかの間に成り立つスケーリング則である。これは種間で広く成り立つスケーリング則であり、これからはずれることは難しい。となると、生物が進化するときも、この法則の外には外れることができないはずである。この様な強い拘束条件は進化を阻害するはずである。なぜなら、体が大きくなったら寿命も伸びないといけないが、体が大きくなる遺伝子と寿命が伸びる遺伝子は、ぜんぜん別のもののはずだからだ。で、問題。生物が進化するときは遺伝的にアロメトリー則からはずれることができないのか、それとも、淘汰でアロメトリーから外れたものは子孫を残せないのか?
結論を言えば、後者であった、というのがこの論文の結論だ。チョウを例をとって、品種改良で強制的にアロメトリー(この場合は体の大きさと羽の大きさの関係)からはずれた個体を作ってみると、いくらでも作ることができる。ところが、これを異性とかけあわせようとすると、アロメトリーから外れた個体は1/3しか子孫を残せない。その理由が性淘汰なのかそもそも、交尾の競争で負けているのかはわからない様だが。遺伝子にはアロメトリーは書き込まれていないようだ。



Posted by tag 22:53 | おすすめサイト | comments (0) | trackback (0)
コメント
コメントする
     








この記事のトラックバックURL
http://www.granular.com/cp-bin/blognplus/tb.php/181
トラックバック