MBSJ2日目
MBSJ2日目。今日は自分のポスター。



午前中はシンポジウム「バイオインフォマティクスと網羅的実験技術の融合」に参加。「Draft genome sequence of medaka」では、メダカのゲノム配列同定。ホールゲノムシーケンシングの記述的な説明と、フグやゼブラフィッシュとの比較。魚では最高品質のゲノム配列が得られたことが売りらしい(HP)。次の「オーダーメイド医療のためのSNP解析」では、SNPの解析から、染色体上の組み替えがかなり不均一にしか起きていない(連鎖不平衡)という発見をしたという趣旨。つまり、染色体上の遺伝子はある程度「セット」になって遺伝する可能性が高い、ということらしい。3番目の「5'SAGE法による癌細胞の遺伝子発現解析」は話がよく分からず。「RNAi効果の高いsiRNA配列設計とshRNA発現ライブラリの構築」はそのタイトルとおり、どのようなsiRNAを作ればサイレンシングが効果的な配列が作れるかを経験的に解析し、実際の遺伝子をどうサイレンシグ出来るか、という内容(HP)。最後は「mRNAと形態変化を絶対定量化するためのバイオインフォマティクス」。mRNAの発現量を定量的に決めるという話と、実際に遺伝子の変異が形質にどう影響するかを酵母で判定したという話(HP)。どれも非常に興味深かった。

その後は昼食を食べてポスター。自分のポスターがあるくらいだからいろいろ面白そうなネタが一杯あって、見切れなかった。自分のポスターは、時間が半分過ぎても誰も来なくてあせったが、その後、数名の訪問者がいて、結局、30分時間オーバーするまで議論した。

夕方は、最初、「メタボロノーム研究の最前線」のワークショップに行ったが、もろに生化学でついていけず、草々に退散。次は「寄生・共生という生き方」に移動。これは若手ワークショップと言って、オルガナイザーも講演者も34才以下、とかいうもの。MBSJも粋なことをする。途中からだったが、非常に面白い。まずは、マラリア原虫の寄生機構の研究が3題。最初と最後のがオルガナイザー自らの講演だったが、さすがというかやり手の講演で解りやすい。最初のは、蚊から感染した原虫が肝臓に寄生するまでのプロセスをゲノムから明らかにする、というもの。通常は、赤血球への感染時の研究ばかりだったが、ゲノムが明らかになって、ノックアウトができるようになり、どういうプロセスで肝臓に居座るかがわかる、という研究。驚くほどきれいな結果が出ている。3番目はもっとぶっとんでいて、マラリア原虫をショウジョウバエに感染させたら、途中まで生活環が実行されました、というもの。ショウジョウバエは非常に多くの遺伝子欠落変位体が蓄積されているので、いくつかはちゃんとマラリア原虫が生きられる変位体もいるのこと。マラリアが寄生できない蚊が作れるのでは、という含みを持たせて終わった。その次は、ウィルスが細胞にとりつくためのプロセスを猫のエイズで研究した話。細胞にとりつくためのタンパク質が違うので人には感染できない、ということらしい。

ここまでで時間オーバーでポスターをはがしに行く。それでも遅かったらしく、ポスターははがされて床に置かれていた。あと、2日。いまのところ、非常におもしろい。



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