学会3日目
-- 2006-03-29 Wednesday
学会3日目
午前中は総合講演。これは覧具先生の物理教育関係の講演があり、どうしても外せず。午後はJr.セッション。最初は「サクラ」として聴衆の一員になればいいのかと思っていたが、実際は、マイク持ち、ポスター審査員、会場運営などいろいろ重要な役目を申し使って緊張する。高校生の発表は、内容(つまり、学術的な)にはいろいろ問題があったものの、高校の自由研究(一部、中学生)としてはかなりいい感じだった。
参加者が本当にうれしそうに会長と握手しているのをみると、「物理学会長と握手した」という体験が彼らにとっていかに貴重かよくわかる。きっと子供時代にケネディと握手したクリントンや、イチロー選手と握手した野球少年の様な感動だったのだろう。
しかし、学術的に難があるものも少なくなかったために物理教育プロパーでない聴衆からは後で「ああいう発表はまずいのでは」という意見も寄せられていた。これは難しい問題だと思う。指導する高校の先生がみな修士を出ていて学会発表経験がある、というならともかく(そういう教員が指導しているグループもあり、そういうところには学術的な難は無いのだが)、普通は、そうではないのだから、まして指導されている高校生の側にそこまでのレベルを求めるのは酷だろう。一方で、Jrセッションとは言え、物理学会での講演なんだから内容が物理的におかしいものは困る、という考え方はあながち否定もできないところだ。結局、地道に、高校物理教員の「学術的な」レベルもあげていく、と言う困難な道に踏み込まなくてはならなくなる。実際には、現場の先生方は非常にご多忙であり、Jrセッションはあくまで「教育の一環」としてやっておられるのだろうから、そこまで要求するのは非現実的と思われる。一つの解決策は、Jrセッションごとに大学教員のアドバイザーがついて指導する、という方向性だと思うが、どれくらい協力が得られるのだろうか。やはり、難しいところであろう。どうすべきか、本当に悩ましい。
その後は物理教育関係のみなさんと会食をしてからホテルへ。
午前中は総合講演。これは覧具先生の物理教育関係の講演があり、どうしても外せず。午後はJr.セッション。最初は「サクラ」として聴衆の一員になればいいのかと思っていたが、実際は、マイク持ち、ポスター審査員、会場運営などいろいろ重要な役目を申し使って緊張する。高校生の発表は、内容(つまり、学術的な)にはいろいろ問題があったものの、高校の自由研究(一部、中学生)としてはかなりいい感じだった。
参加者が本当にうれしそうに会長と握手しているのをみると、「物理学会長と握手した」という体験が彼らにとっていかに貴重かよくわかる。きっと子供時代にケネディと握手したクリントンや、イチロー選手と握手した野球少年の様な感動だったのだろう。
しかし、学術的に難があるものも少なくなかったために物理教育プロパーでない聴衆からは後で「ああいう発表はまずいのでは」という意見も寄せられていた。これは難しい問題だと思う。指導する高校の先生がみな修士を出ていて学会発表経験がある、というならともかく(そういう教員が指導しているグループもあり、そういうところには学術的な難は無いのだが)、普通は、そうではないのだから、まして指導されている高校生の側にそこまでのレベルを求めるのは酷だろう。一方で、Jrセッションとは言え、物理学会での講演なんだから内容が物理的におかしいものは困る、という考え方はあながち否定もできないところだ。結局、地道に、高校物理教員の「学術的な」レベルもあげていく、と言う困難な道に踏み込まなくてはならなくなる。実際には、現場の先生方は非常にご多忙であり、Jrセッションはあくまで「教育の一環」としてやっておられるのだろうから、そこまで要求するのは非現実的と思われる。一つの解決策は、Jrセッションごとに大学教員のアドバイザーがついて指導する、という方向性だと思うが、どれくらい協力が得られるのだろうか。やはり、難しいところであろう。どうすべきか、本当に悩ましい。
その後は物理教育関係のみなさんと会食をしてからホテルへ。
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