第2回勉強会感想
第2回勉強会を無事(?)終えた。



いろいろな分野の人が集まっていて内容がめちゃくちゃだったが、参加者はそれなりに楽しんでいたようで驚く。それにしても、何についても的確な質問をする伊庭さんはさすがにすごい。

「ネットワーク科学」 by 比護
基本的に本の説明、の様だったが、「複雑なネットワークとは何か」ということを定義して
「平均距離が短く」「枝の数が少なく」「友達の友達が友達である可能性が高い(これはネットワークの脆弱性をカバーするのに必須」の3つを同時に要請して、既存の提案ネットワーク生成モデルではこれらを同時には満たしていないことを指摘して、この3つを満たす物がスケールフリーではないか、というconjectureを置いたのが面白かった。

「 Topic Detection and Trackingの概要と手法」 by 竹田
これはテロ対策などで、不穏な情報交換を自動的に抽出したい、という要請から出てきた話なのだということだった。文章と文章の類似度を「めったに出てこない単語をどれくらい共有しているか」で定義するという考え方が非常に興味がもてた。これをそのままnMDSで処理したら、どうなるんだろうか。やってみたいなあ。

「ベイズ統計を用いた顔画像の性別認知」 千葉真大、田口善弘
これは省略。モデルに間違いがあるのでは?という突っ込みが入ったが、自分の研究じゃないので細かい計算まで解ってないので反論できず。もし、本当に間違っていたらやばそうだが。

「経済学における動学最適化モデルの推定特集」 菅原慎矢
これはかなり難しい内容だった。数学も難しいし、考えていることも難しい。しかし、少なくとも、利得最大であっても平衡状態にならないように、時系列全体で動的に最適化しようという目的になっているのは確かなようだ。これができたらすごいと思うがゴールは遠いようではある。


「Hybrid Bayesian approach to estimation of common slope in the Tweedie generalized linear model 」 by大西
これは今回の中ではいちばん「統計」という感じだった。数学的にちゃんと解けるところをねらってモデルを作っている。解けるモデルを増やすというのは非常に貴重なことだと思う。こういうのを積み重ねていくと、きっと、いつか思わぬところで役に立つのだろう。
基本的にはy=ax+bの回帰計算をするが、bが乱数である場合に、yに誤差が入っていたらどうaを推計するか、という話である。もとより、任意のbの分布についてとけるわけはないので、ある分布の時だけ解ける、という話だったのだろう。

卒研生を一人連れていったけど、最後まで寝ないで聞いていた。きっと内容は解らなかったと思うが、最後まで寝ないで聞いていたのは凄すぎだったと思う。

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