物理学会初日
物理学会初日。

始発で家を出て、羽田空港へ。同じ便で佐藤先生、斉藤先生などと一緒になる。斉藤先生とはなんと飛行機で席が隣になり、飛行機を降りてバスと市電を乗り継いで会場に着くまでずっとご一緒させて頂いて、いろいろ話し込む。むしろ、東工大にいたときの方が話す暇が無かったかな、矛盾しているけど。
会場では領域11の生物・生態系セッションへ。立ち見がでる大盛況。鹿児島は人がいないかと思ったが、どっこいたくさん来ている人がいた。末谷大道さんとも遭遇。よく会いますね。生態系の話がメインだった。最後に佐野さんの一個一個の細胞が出す力をはかるというすごい実験を見て驚く。いや、いかにも佐野さんらしい実験だなあと思う。
午後は前半が座長なので売店で弁当を買って会場(領域12 生物物理)へ。どしょっぱながキャンセルだったので本部と電話協議の上、13:45から開始に変更する。この時、自分の講演(プログラムでは自分が第4著者)の登壇者が自分になってないことに気づく。本部に電話で問い合わせたら「プログラムの最後の登壇者索引に登壇者として名前が挙がっていてもプログラムの方でマークがなければ登壇者と認めない」などという強引なことをいう。押し問答の末、「登壇者変更届けを出せ」と言い出す。しかし、これから座長なのに本部に行っている時間などない。更に押し問答の末、電話で登壇者変更届を出したことにすることを許してもらう。どういうシステムなのか僕には解らないが、そもそも、著者の中に僕しか物理学会の会員がいないのだから僕が登壇者なのは自明のはず。逆にいうと、「会員ではない小山先生の登段を認めた」状態になっていたようだ。明らかにシステム設計上のミスではないだろうか?
その後、セッション開始。領域12なので閑古鳥がないている...ということはなく大入り満員の盛況。「細胞の運動を非平衡統計力学の枠組みで理解する」という大きな流れがあり、それで聴衆が大入り満員になっているらしいことに気づく。「細胞性粘菌の運動の揺らぎ理論」というのは意味がある研究課題なのだろうか?運動だけ取り出してしまうと「自己駆動粒子系の統計力学」以外の何物でもなくなっている気がしないでもない。というかそれがあっちの人達の「生物学」なのかな?僕の直前の宗行先生の講演もかなりうけていた。これからこの分野も大いに流行りそうでめでたいことだ。僕の講演になった途端、沢山の人が会場を出て行ったが、もともと大入り満員だったのでそれでもそれなりの数の聴衆が残る。質疑応答も結構あった。よく分からないけど、実際に「生き物」を扱っている人からいろいろコメントがあったようだ。有り難いことだ。
セッション後、末谷大道さんとちょっとうち合わせ。シアノ関係で共同研究できそうな予感がある。やっぱり、無理してでも学会には来るべきだな。顔合わせて議論出来る。
中西さん、菊池さん、勝木さん高城さん、時田さんの学生の吉野さんなどと飲みに行く。楽しかったがまわりは顰蹙だったかな、例によって。
Posted by tag 21:55 | 研究会 | comments (2) | trackback (0)
コメント
高城さんごめんなさい。直しました。
Posted by tag | MAIL | URL | 07/03/21 22:08 | 2pP51AxI
昨夜はごちそうさまでした。
ところで、
s/高木/高城/
なのでよろしくおねがいします :-)
Posted by たかぎ | MAIL | URL | 07/03/19 07:21 | cbuXRZv6
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