Science 論文: 細胞の動的ネットワーク
-- 2005-03-31 Thursday
Nature 論文:眼球運動
-- 2005-03-31 Thursday
Nature 3/17 号に眼球運動で視覚認知を議論する論文が掲載されている。ごちゃごちゃした背景にマークが埋め込まれている場合に、どこにマークがあるか探すわけだが、はっきり見える網膜上の部位は限られているから、どう目を動かすと最適か、ということが問題になる。この論文ではベイズ統計で議論しているが、理想的なベイズ統計は使っていないものの、似たようなことにはなっている。認知にベイズ統計という論文はよくあると思うが、実際に統計を使う機能が進化するというのはなかなか面白いと思う。
新入生を迎える準備
-- 2005-03-30 Wednesday
午前中は、4/1にある新入生学習指導のために、109人分の配布物(一人当たり20種類くらいある)を会場で机ごとに仕分けする作業をする。こんなことも教育の一環かと思うと情けなくなる(1時間もかかった)。それにしても、本来の定員は70名だということを考えるといくらなんでも109名は多すぎるのではないだろうか。私大はこういうことがあるから怖い。入ってきてからが大変だ。
午後は一人しかいない卒研生とセミナー。一対一なので家庭教師状態だが、なかなかまじめに読んできているようで好感がもてる。その後は進まないレフェリーレポートを書く。生物系の論文のレフェリーレポートなど初めてなので勝手が解らないので筆が進まない(昨日は家庭の用事で大学にこれませんでした)。
午後は一人しかいない卒研生とセミナー。一対一なので家庭教師状態だが、なかなかまじめに読んできているようで好感がもてる。その後は進まないレフェリーレポートを書く。生物系の論文のレフェリーレポートなど初めてなので勝手が解らないので筆が進まない(昨日は家庭の用事で大学にこれませんでした)。
学会講演(26日)
-- 2005-03-28 Monday
26日は研究の方の講演をするために学会へ。僕が講演した生物物理セッションは午後に設定されており、前半が僕が座長をするセッション(つまり、僕は講演しない)で後半が僕が講演するセッションである。僕が座長をしているセッションは大盛況で立ち見もでる始末。「生物なんかやらない」と言っていたはずの人々も含めて物性基礎論・統計力学分科の常連の人たちがたくさん来ていた。このセッションの主題はタンパク質のおりたたみで、ほとんどは早稲田大学の高野研のセッションと化していたが、間に統計の人の講演がサンドイッチになっているという絶妙のセッションであった。
初めて高野さんと会って名刺を交換し、今度集中講義に来ていただく予定の学習院の西坂さんとも初めてあって挨拶できたので有意義だった。それにしてもこういう突然の盛況ぶりをみると、昔の高分子セッションを思い出す。僕がフラクタル格子上の高分子とかの研究をしていた頃には、閑古鳥が鳴いていたのに、その後あれよあれよと言う間に統計の人々が活発に研究をはじめて、いまやソフトマターという一大分野に発展した。この生物物理セッションもそうなって行くような予感を感じた。
午後後半のセッションは、うって変わって人が少なく、閑散としたセッションであった。僕が講演しているときは既に聴衆がずいぶんと減っていたのであった。ずいぶん前から生物物理セッションで講演してきた僕としては複雑な気分。僕とは関係ないところで「生物物理」は流行っていくのだろうな、という気もする。パイオニアになるのは難しい。
その後は物理教育のインフォーマルミィーティングに参加。こっちはこっちで問題山積みである。あまり詳しいことは書けない。そのあと物理教育のみんなで飲みに行って解散。自分が非力なのが実に悲しい。
初めて高野さんと会って名刺を交換し、今度集中講義に来ていただく予定の学習院の西坂さんとも初めてあって挨拶できたので有意義だった。それにしてもこういう突然の盛況ぶりをみると、昔の高分子セッションを思い出す。僕がフラクタル格子上の高分子とかの研究をしていた頃には、閑古鳥が鳴いていたのに、その後あれよあれよと言う間に統計の人々が活発に研究をはじめて、いまやソフトマターという一大分野に発展した。この生物物理セッションもそうなって行くような予感を感じた。
午後後半のセッションは、うって変わって人が少なく、閑散としたセッションであった。僕が講演しているときは既に聴衆がずいぶんと減っていたのであった。ずいぶん前から生物物理セッションで講演してきた僕としては複雑な気分。僕とは関係ないところで「生物物理」は流行っていくのだろうな、という気もする。パイオニアになるのは難しい。
その後は物理教育のインフォーマルミィーティングに参加。こっちはこっちで問題山積みである。あまり詳しいことは書けない。そのあと物理教育のみんなで飲みに行って解散。自分が非力なのが実に悲しい。
PC不調
-- 2005-03-25 Friday
昨日は卒業式に出たために参加できなかった(学部卒業生の飲み会にも付き合った。なんと3次会まで。だって、「研究室を構えている教員」の参加者が僕だけで帰るきっかけを失いました。誰も卒研に来ない教員なのにこういうときだけ貧乏籤を引くという要領の悪さ。カンパも5人分くらいしました)物理学会に参加の予定が、朝起きるとノートPCが立ち上がらず.どうせ大学でプリンターを廃棄しなくてはいけないので大学に行き、軽く直そうと思ってもぜんぜん、直らない.KNOPPIXでも起動しない.壊れた先代ノートPCを捨てずにとっておいたがさらに故障が進んでいて使えず。慌ててたまたま学会に行っていなかった教員の部屋に飛び込んでOHPをプリント(このとき、共著者が大野さんになっているのをみて、くだんの教員は「イリノイの大野さんって高分子をやっていた人ですね?かなりの業績を上げた人でしょう?」などといい始める。さすが大野さんは著名人だ)、この日記にリンクした発表のPDFを(こういうときに日記は便利だ)USBメモリーに突っ込んで、会場へ.行ってみると僕の前が同じ大学の教員だったのでUSBメモリーをつっこんでそのまま講演。本当なら、いろいろ議論すべきだったが、ノートPCが立ち上がらないのでは困るので早々に大学へ戻る.結局、windowsxpのインストールディスクを作成し(フロッピー6枚分!)回復コンソールでFIXBOOTを実行して回復した.ただ、CHKDSKをかけたときに「ボリュームに回復できない問題が1つ以上あります」というメッセージが出ていたのでまた不調になるかもしれない。明日はwindowsxpのCDを持参して学会参加かな。とんだ1日だった。