赤本と著作権

アカデミックなことは何も書くことが無いのでくだらないけど、こんなことでも書いておこう。
数日前、赤本(いわゆる大学別の過去問集)の出版社から「あなたの文章を使いたい。ついてはしかじかの額なので許可してくれ」という手紙が来たのでサインして判子を押して送り返した。そのとき、非常に疑問に思ったことがある。使われた文章は10年くらい前に書いた本の一節である。なんでこんな古い本がいまさら、試験問題なんかに使われたのか。こんな許諾要請は来たことが無い。10年間、誰も入試問題に使わなかったのに、今回初めて使われたのだろうか?それもあまりにも奇異な気がする。
と思っていたら、こんな記事が(このリンクは数日で消えるだろう)。要するに赤本が「勝手に文章を使っている」とやり玉にあげられているのだ。よく知らないが入試問題の場合は勝手に使っていいようだ(実際、事前に「あなたの文章を使います」とは言えないから許諾の取りようは無い)。しかし、それを転載する赤本はそうは行かないのだろう。いろいろ世の中世知辛くなったものだな(ちなみに僕が貰う額は2000円以下です)。やり玉にあげている人たちはいくら貰えるんだろう?さぞかし高額なんだろうなあ。





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Jr.セッション

講義などにいそがしく、書くことが無いので、こんなことでも書いておこう。先の物理学会でJr.セッションというものが行われた。まあ、平たく言うと高校生に物理学会で講演する機会を与えましょう、ということで、世界物理年のイベントとして企画された。僕は、自分の講演&座長とぶつかってしまったので行けなかったが、随分と盛会だったようである。今、これを来年以降も続けられないか、という動きがある。多くの物理学会員の方は興味が無いかもしれないが、こういう催しをみんなで気持ちよく後押しできるようになると、本当にうれしいですね。





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教育実習模擬授業

今日は自分に割り当てられた教育実習履修学生4人を集めて、模擬授業を行った。例年と異なり、大幅な遅刻者がなく、無難に始まって無難に終わった。僕が中等教育での教育について、非常に専門家というわけではないので、模擬授業とかやらせても、学生がどう感じているかはよく解らない。無駄だったな、と思っているのかもしれない。4人中2名は教職志望で、採用試験も受験するようだが、昨今は「1年非常勤講師をやってから採用」というパターンが増えてきたので、彼らもいきなり教職につくのは難しかろう。でも、こういうパターンだと、とりあえず、就職せずに非常勤を1年やらないといけないし、そうなると、最終的に教員に慣れなかった場合の影響は大きい。教育実習ではオールAを取るように、はっぱをかけて送り出した。





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日経サイエンス書評

日経サイエンスこの本の書評を依頼されている。って、こんなとこに書いてはいけないのかな?英語の本が出たときにさっそく買ったけど、読み始めもしないうちに翻訳が出た。蔵本さんが何度も登場する。有名な蔵本・シバシンスキーじゃ無くて結合振動子の方。こうやって一般書に知っている人が堂々と登場するとなんか違和感を感じる。蔵本さんは偉いんだから別に登場しても何もおかしくはないのだが。5/9が脱稿締切。読み終えられるのか?





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Science 論文:脳の相互作用

読みはじめたばかりですが、結局、読み終わらないかもしれないので、書いておく。ゲームしたときの脳の相互作用をfMRIで計測、とかいう論文が掲載されている。この前、久しぶりにいっしょに飲んだとき、Iさんがこんな様な研究をしているようなことを言っていたような気もするが、こういうのは流行りなのかな?もし、時間があればもっと説明を書くかも。





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